12 の位置決めアームは、各ブランクがちょうど正確な位置に来るようにします。

AP&T のソリューションで、完成ブランクの容量拡大、人間工学による使いやすさ向上、および真新しい品質レベルを実現します。

米国ジョージア州ウィンダーの Olympic Steel 施設では、板金ブランクを北米内の各業界の成形企業を対象に生産しています。ブランクは、顧客施設現地で完全部品に加工され、完成品は自動車から農機まで、各種製品にすることができます。これは、ウィンダーで生産されるブランクにはさまざまな形状や大きさがあるということで、生産設備を柔軟に対応させられることが大きな需要につながっています。
 

「2021年初め、ウィンダー施設で新しいブランクラインを最適化する場合、またどのようにその実現ができるかについて Olympic Steel と条件を付けずに会議をセッティングした。」と、AP&T North America 主任上級電気・ソフトウェア設計士のヨハン・ヨハンソン(Johan Johansson)氏は述べています。

この会議が行われたタイミングは抜群でした。

「AP&T からの申し出があったとき、私たちはちょうど、自動車ブランクのスタックプロセスを最適化でき、生産速度全体を底上げし、手作業処理が絡むダウンタイムを最小に抑える、また手作業に絡む安全上の問題を解決できるソリューションを求めていた。」と、 Olympic Steel ブランクマネージャのライアン・ホール(Ryan Hall)氏は説明します。.

話し合いを重ねった結果、ブランクの自動積み下ろしと積み上げを自動化する AP&T による全く新しいコンセプトが生まれました。完全自動および完全統合プロセスでブランクを生産するソリューションです。

「AP&T が提案したソシューションとコンセプトは非常に興味深い。予定される自動ブランクスタッカーでは、スタックプロセスを合理化、および手作業による介入を最小に抑えることで、私たちが抱える課題への対応が約束された。生産速度、生産性、そして安全性も向上する可能性があった。」と、ライアン・ホール(Ryan Hall)氏。

この課題は、形状が異なる大量のブランクを迅速かつ効率的に、しかも機械性能に影響を与えることなく、処理できるシステムの設計でした。

「私たちは、すべて初めから開発するのではなく、標準モジュールを試行実証しながらシステム構築することを選択した。私たちが持つリニアロボット、SpeedFeeders の基本プログラムは、この目的には最適だった。」と、AP&T North America 前メカニカルソリューションエンジニアのロバート・レフ(Robert Leff)氏は述べています。

最後に、ブランクは裁断テーブルに載せられ、部品を積み上げていく中で、少しずつ降下していきます。

同システムは2022 年夏に設置および稼働しました。このシステムには、全部あわせて、AP&T の SpeedFeeders をベースとする位置決めアーム 12 基、コンベヤ多数、および自動稼働するパレットステーション 2 台が含まれていました。板金ブランクがプレス機で正確に切削されると、初めに、伸縮コンベヤに移動し、そこから、マグネットコンベヤに移送されます。続いて、位置決めアームが各ブランクがちょうど正確な位置に来るようにします。最後に、ブランクは油圧シザーテーブルに載せられ、部品を積み上げていく中で、少しずつ降下していきます。

 

新しいプロセスは、大きさと形状がそれぞれ異なる、全く新しい品質レベルの完全ブランクを実現しました。

これで、Olympic Steel は、大きさと形状がそれぞれ異なる、全く新しい品質レベルの完全ブランクを実現します。この後、オペレーターの手を離れ、出力を抑え、機械が制御を行い、最大容量の生産が行われます。これで、身体への怪我のリスクも抑えられます。

また、ライアン・ホール(Ryan Hall)氏は次のように続けます。 「スタックプロセスを自動化することで、手作業の要件が削減され、ヒューマンエラーのリスクが最小となる結果、生産速度が向上した。手作業に絡むダウンタイムは大幅に削減され、出力全体の向上につながっている。現在、ブランクラインは、全速またはそれに近い速度で稼働し、運転の合理化と効率化がさらに強化されている。 スタックプロセスに関わる手作業がないため、安全性は強化されており、手作業での加工が孕む安全リスクが大幅に抑えられている。」

AP&T のヨハン・ヨハンソン(Johan Johansson)はこの結果に自信を見せます。

「これが ウィンダーの Olympic Steel で初の全自動ブランクラインになるだけではなく、私たちの設計によるこのタイプのスタックシステムの初号機でもある。両社にとって、控えめに言っても、非常に興味深いコラボレーションだ。」と、同氏。

ライアン・ホール(Ryan Hall)氏も納得のコラボレーション。

「AP&T は初日から、いっしょに働きやすい。「One Responsible Partner®」の職責どおり、私たちの懸念事項への対応、システムパフォーマンスの改善に当たり、常に私たちとともに取り組んでいる。AP&T は、約束を守り、同意プランどおりに職務に当たってくれる。私たちとのパートナーシップでは、非常に高いプロフェショナルな姿勢と専心努力を怠らない。」

2024年4月

新しい生産ライン向けのプリントから始まった AP&T は、ブランクを全自動プロセスで生産するソリューションを開発。AP&T のアプリケーションエンジニアのケイス・カスラー(Keith Kasler)氏は、チームメンバーの1人として、主に起動、試運転、およびトレーニングを担当。

Olympic Steel 概約

 

  • Olympic Steel は、カーボンおよびコーティングシート、プレートやコイル製品を含む全製品群、ステンレス鋼シート、プレート、バーおよびコイル、アルミニウムシート、プレートおよびコイル、パイプ、チューブ、バルブおよび固定具、業務用および一般住居用換気と空気濾過製品、Wright® ブランドの自動放出ホッパーおよび EZ-Dumper® ダンプインサートを含む、錫プレート、金属多用のブランド製品を提供しています。同社は、長さにあわせて切断、テンパーパス、ストレッチャーレベル、燃成とレーザー切断、成形、機械加工、溶接、ブラスト、塗装、梱包、キッティングその他を含む、付加価値加工およびサービスも提供しています。

  • また、同社は北米地域に47か所の戦略的施設を配置しています。

  • ジョージア州ウィンダーの Olympic Steel は、板金の切削と成形を専門としています。

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