AP&T は、ヨーテボリにある NKC Sweden の生産施設向けに新規の完全自動プレスラインを受注しました。このラインは、球状ベアリングハウジングの各種ブランクの製造に使用予定です。最大 1,400 トンのプレス力がある新しいラインにより、直径が異なるいくつかの大型部品を製造でき、同時に生産のいっそうの効率化と生産容量の拡大にもつながります。設置と試運転は、2025年中ごろを予定しています。
「AP&T は、未来の生産に向けた投資で NKC Sweden から信頼を得ていることを非常に光栄に思う。長年にわたる協働を通じて、私たちは、顧客ニーズやその前提とする条件が理解できる。そこから、ヨーテボリ施設向けに最適化したソリューション開発が実現した。」と、AP&T キーアカウントマネージャのペルリンドグレン(Per Lindgren)氏は述べています。
ブランクフィーダー、1,400 トン油圧式プレス機、3軸 SpeedFeeder、制御システム、およびコンベヤベルトを含む、AP&T の完全統合ソリューションは、大型生産ラインの第一ステップです。ブランクは、成形されると、抜き出して製造チェーンの次のステップに向け備蓄されます。
高生産性と容量増加
「新しいラインでは、生産性を向上できるほか、今後の提供に向け製品の高品質化と容量拡大が可能だ。」と、NKC プロダクトマネージャのフレドリック・トールロス(Fredrik Tallroth)氏は述べています。
オペレーターの作業もしやすくなります。手作業工程の数が削減されたこと、また新しいラインが機械の平準化にもつながったことも、その理由です。
長期間にわたる関係
両企業の間の関係は、数十年前に遡ります。One Responsible Partner® である AP&T は、長年にわたり機械とラインソリューションの設置および統合を手掛けてきました。この中で、機械もラインソリューションも、ライフタイムを通じて可用性とパフォーマンスが最高レベルになるよう、継続的にアップグレードおよび保守が行れてきました。
「AP&T とは当社のサプライヤとして長い付き合いがある。同社がニーズに合わせて機械とサービス契約ソリューションを提供できる実力は確かだ。だから、来夏に設置予定の新しいラインにも期待している。」と、トールロス(Tallroth)氏。
ファクト
NKC Sweden は板金、鋼鉄および射出成形品の製造が主業務です。同社は、本社を日本の大阪に置く NKC(中西金属工業株式会社)工業グループのヨーロッパ支社です。