AP&T の新しい生産ラインで NIBE の製造容量を拡大。AP&T のダン・バルヴェ(Dan Barvö)氏と並ぶ、左から NIBE のヘンリク・ブロストレム(Henrik Broström)とステファン・パーソン(Stefan Persson)両氏。
AP&T の新しい生産ラインで NIBE の製造容量を拡大。AP&T のダン・バルヴェ(Dan Barvö)氏と並ぶ、左から NIBE のヘンリク・ブロストレム(Henrik Broström)とステファン・パーソン(Stefan Persson)両氏。

ヒートポンプメーカー NIBE は、スウェーデン・マルカリュードの生産容量拡大を計画。最近、同社は AP&T 温水装置の構成部品の生産用に新しいラインソリューションを注文。  

.「エネルギー効率の高い加温・温水生成システムに対する需要は世界各地で着実に高まりをみせており、今後も引き続き、当社製品への強い需要があるとみている。今後必要となる数量に見合うよう、現在、新しい製造容量への投資を行っている。」 と、NIBE Energy Systems の板金・溶接生産技術グループマネージャのヘンリク・ブロストレム(Henrik Broström)氏は述べています。

AP&T の新しい生産ラインは、ステンレス鋼製温水器終端部の製造を目的に使用する予定で、今日の既存ラインへの重要な補完となるでしょう。 

「新しいラインで、製造できるユニット数が増えるほか、再現精度と可用性が高くなるため、生産プロセスも安定する。」 と、NIBE Energy Systems のプロジェクトマネージャで、ヘンリク・ブロストレム(Henrik Broström)氏と同様、新しいラインの開発に関わりが深いステファン・パーソン(Stefan Persson)氏は述べています。 

NIBE と AP&T は、両氏を含め、最終コンセプトが固まるまで、さまざまなオプションについて話し合い、評価してきました。 

「私たちは、顧客の価値観をしっかり体現する NIBE の個別ニーズや条件に合わせて最適化されたプロセスソリューションの開発を目指した。ラインには、エネルギー効率が求められるほか、敷床面積が少なく、数台の機械と工具とで少ない手順で実行できることが必要だった。」 と、AP&T のキーアカウントマネージャのダン・バルヴェ(Dan Barvö)氏は述べています。

2022年秋、AP&T は、NIBE のニーズをすべて満たす完全な開発提案を提示しました。深絞り用の 500 トンプレス機、小型モジュラー型プレス機、リニアロボットと工作機械が装備されたコンパクトでエネルギ-効率がよい全自動生産ライン。受注があったのは12月でしたが、ラインの試運転は2024年を予定しています。 

「AP&T との協働によるコンセプト開発は建設的だったし、結果として満足いくソリューションができた。」と、ステファン・パーソン(Stefan Persson)氏。 


NIBE Group についてのファクト

  • 環境フットプリント削減およびエネルギー利用の改善に貢献したグローバルグループ。
  • 100 社以上の独立企業と 19,000 名以上の従業員で構成されています。 
  • 事業分野は次の3つです: 気候ソリューション、エレメントおよびストーブ。
  • 本社: スウェーデン・マルカリュード
     

https://www.nibe.com/nibe-group

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