プレス機の過去と現在左は最終的に AP&T を成形した 3社の1つ Lagan Press による実際の重厚機です。右は2024年最新の AP&T プレス機です。
プレス機の過去と現在左は最終的に AP&T を成形した 3社の1つ Lagan Press による実際の重厚機です。右は2024年最新の AP&T プレス機です。

エンジニアリング、起業およびビジネス感覚で等しい役割分担これで、優れた市場トレンド予測力を培い、長期安定運営に向けた手法をつかみます。AP&T は、金属と繊維成形生産ソリューションを専門とし、世界各地の自動車業界の主要メーカーから評価を受けており、この手法の正しさは、60年にわたり実証されてきました。同社は、スウェーデンの一地方の3つの小さな工場をグローバルで活躍する企業に引き上げました。

AP&T は今年初め、大型で複雑なホットスタンピング部品の費用対効果が高い製造を公開しましたが、これは、ある意味、驚きではありませんでした。同社が生産性と持続可能性の両面において、顧客が抱える課題に対応する技術ソリューションを先駆的に開発してきたことは、何度も実証されています。AP&T のエネルギー効率に特に優れた油圧式サーボプレス機は、革新的な環境において、何を生み出せるかを示す輝かしい例の1つです。もう1つは、同社による高強度アルミニウム成形のソリューションです。両者とも、過去10年に加わった実績です。この間、AP&T はまた、新世代の SpeedFeeders® 搭載の自動搬送機プログラムを刷新および拡張し、フロント・オブ・ライン、プレス間、移送、エンド・オブ・ラインの各種プロセスで板金処理を効率化し、新世代の多段炉を発表しています。イノベーションは、継続的な改善により一歩一歩進み、事業規模が拡大し、幅広いサービスにおいて、設備のライフタイムを通して心配不要で、利益に結び付く生産を顧客に提供することに全力を傾けてきました。

これまでを振り返ると、2014年に AP&T 施設と本部がウルリーセハムンに誕生し、それが、そこから10年の成功実績を示す象徴的な起点となったことが分かります。ただ、実際は、それよりもっと前からはじまっていました。

ホットスタンピングのグローバルリーダー

工具メーカーの VIBAB は 1964 年、ブリスベルグに設立されます。 同年、Lagan Press がラガンでプレス機の製造を開始。また、Tranemo Hydraulmaskiner が 1970年に設立されます。1989 年、これら 3社は、AP&T (自動搬送機、プレス機および機械加工) の名で統合され、国際市場に足場をつくります。このときが AP&T の One Responsible Partner® コンセプトの基礎固めとなり、それ以降の顧客対応の基盤となりました。このコンセプト自体が、例えば、業務が、AP&T のターンキー顧客向け最適化ラインなのか、既存または他メーカーの新しい機械と AP&T の新しい設備との統合なのかは問わず、AP&T が全責任を負うラインインテグレーターとして対応する意志および力を示しています。

1990年代、グローバル企業になる舵取りが功を奏するようになります。AP&T 生産ソリューションへの需要が急速に高まり、売上が3倍となります。そして、AP&T は、欧州数ヵ国と米国に拠点を構えます。ただ、この後、本当に発展していくのは、2000年代初めからでした。そのとき、AP&T がホットスタンピングでグローバルリーダーとなり、世界各地の自動車業界で専門パートナーとして認められたのです。

AP&T は、最近、このポジションの強化に敢えて注力しましたが、熱交換器プレート等、すでに完成している特定市場や、線維成形等の新しい特定市場の両方においても、サービスの開発を引き続き推し進めてきました。

当然、次の 60年はどうなるかは予測できません。開発は継続的なプロセスですし、ニーズや課題は常に変化しています。一つだけ確かなことは、根本となる価値観がしっかりしていれば、勝ち残るということです。ただし、時には、先読みが賢明であることもあります。
 

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